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  1. 子供が注意力を発揮する! おもちゃ遊びの工夫。所長おすすめの”ある道具”とは?

子供が注意力を発揮する! おもちゃ遊びの工夫。所長おすすめの”ある道具”とは?

ハペブログ

所長宮野さんの連載 第6回は、”子どもが注意力を発揮する、おもちゃ遊びの工夫” についてです!

今回は、気が散ってしまう子どもに対する、おもちゃ遊びの工夫やおすすめ道具についてお話頂きました。

宮野 亮(みやの あきら)

一般社団法人 子どもと育ち総合研究所 代表理事 所長

 

※第1~5回の記事はこちら!
1.所長に聞く、「積み木の遊び方」の深い世界。 -子供の自信を育てる単純動作や、1歳と4歳で異なるメソッドとは?-

2.所長に聞く、”赤ちゃんへの、初めてのクリスマスプレゼントの選び方” ~大人も一緒に楽しめる、0歳・1歳の子供におすすめのおもちゃとは?~

3.ドイツ木製おもちゃ(知育玩具)にみるヨーロッパの教育思想。~木製玩具メーカーがたくさん生まれたドイツで、所長が感じた「子供のおもちゃ遊び」の日本との差異~

4.知育玩具(おもちゃ)とは、”単なる頭が良くなるおもちゃ”ではない? / 所長に聞く、おもちゃ遊びで育む子供の8つの力と、遊びを大切にするドイツ木製玩具。

5.買ったおもちゃで遊ばない、1人遊びをしてくれない・・ / 【所長オススメの工夫】 大人と子供の”ニアネス”とは?

 

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「型はめ」というおもちゃがあります。同じ形を見つけて穴やくぼみに入れるおもちゃです。

 

形を理解する力、同じ形を探す力を使う遊びですが、同時に「注意力」も使っています。

ひも通しのビーズあそびは指先の巧みな運動能力を使いますが、やはり同時に「注意力」を使っています。

 

どのおもちゃ遊びも、その子どもの持つ注意力を「楽しみながら活用する」と言えます。

”注意力”は、子どもが学習をするときにとても大切な基礎力です。

 

子どもの注意力はあそびを通して成長とともに質も持続時間も増大しますが、その過程においては大人と比べてとてもあいまいで個人差があります。注意力を十分に発揮できないために、遊びを楽しめないすぐ他のことに気が散ってしまうということが起こります。

 

これは、おもちゃ遊びをするときに、ちょっとした工夫をすることで解決できます。

 

 

 

子供が注意力を発揮する、おもちゃ遊びの工夫

 

例えば、パズルあそびの時は、はずしたパズルを入れる小箱をパズルの横に置いておきます。

パズルと小箱

はずしたパズルが散乱せず、視線をパズルの土台と箱に集中することでそれ以外に目を移すことを防ぐことができます。

 

ひも通し遊びでは、おもちゃをトレイに載せてあげると集中できます。

ひも通し遊びとトレイ

 

 

また、私はいろいろな子どもたちが遊ぶ場所では写真のような””ついたて”を活用することがあります。

 

卓上仕切り

 

こうすると隣や前にいる子どもの様子が目に入らなくなり、自分の遊びにより集中できます

 

このような工夫で、おもちゃ遊びをより楽しめるようになり、

結果、注意力を活用することになり、注意力がさらにしっかりとしてきます。

 

また、あそびは注意力の「別の側面」を育ててもいます。

それは「注意を向けるポイント限定する」という力です。

 

 

注意を向けるポイントを限定する

 

例えばカラーの積木セットを使って、円柱、立方体、三角など形の種類ごとに分ける遊びをしてみましょう。

この時、立方体の中には黄色、緑、赤、青木などが混ざっているでしょう。

カラー積み木セット

つまり「色」「大きさ」いう要素は無視して「形」という要素だけに注意を向けているわけです。

 

では次に「色」ごとに分ける遊びをしてみましょう。ここでは先ほどと逆です。

青ばかりの円柱、四角柱、レンガ、三角などが集まるでしょう。「形」「大きさ」という要素は無視しなければなりません。「色」という要素だけに注意を向けているわけです。

 

このように、いくつもある要素の中からある要素にだけ注意を向け他の要素は無視することを「選択的注意」といい、発見する喜び、考える楽しさへとつながります。

 

次回は、身近な「音」について、子どもが楽しめるリズム遊びをご紹介します。

音を楽しむ「リズム遊び」が数の理解に! 所長おすすめの楽器遊びで、子どもと大人は大合奏♫

 

宮野 亮(みやの あきら)

一般社団法人 子どもと育ち総合研究所 代表理事 所長

”1960年福岡県生まれ。北九州市立大学文学部(中退)の後、大阪府立大学総合科学部人間関係コース(心理学・社会学専攻)卒業。高校時代より野外活動リーダーをつとめ、辻井正の主宰する「おもちゃライブラリー」において障がい児療育活動とおもちゃによる保育活動をはじめる。2004年オランダCitoにてピラミッドメソッド国際普及会議に参加。2011年、子どもと育ち総合研究所所長に就任。神戸こども総合専門学院非常勤講師。”

【子どもと育ち総合研究所の情報】
web: http://www.play-dev.jp
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