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  1. 年齢で異なる「おままごと遊び」。所長おすすめの1歳・2歳・年長さんの遊び方。

年齢で異なる「おままごと遊び」。所長おすすめの1歳・2歳・年長さんの遊び方。

所長宮野さんの連載 第8回は、”年齢で異なるおままごと遊び” についてです!

今回は、1歳、2歳、年長と年齢で変化するおままごとの役割と、おすすめの遊び方についてお話頂きました。

宮野 亮(みやの あきら)

一般社団法人 子どもと育ち総合研究所 代表理事 所長

 

※第1~7回の記事はこちら!
1.所長に聞く、「積み木の遊び方」の深い世界。 -子供の自信を育てる単純動作や、1歳と4歳で異なるメソッドとは?-

2.所長に聞く、”赤ちゃんへの、初めてのクリスマスプレゼントの選び方” ~大人も一緒に楽しめる、0歳・1歳の子供におすすめのおもちゃとは?~

3.ドイツ木製おもちゃ(知育玩具)にみるヨーロッパの教育思想。~木製玩具メーカーがたくさん生まれたドイツで、所長が感じた「子供のおもちゃ遊び」の日本との差異~

4.知育玩具(おもちゃ)とは、”単なる頭が良くなるおもちゃ”ではない? / 所長に聞く、おもちゃ遊びで育む子供の8つの力と、遊びを大切にするドイツ木製玩具。

5.買ったおもちゃで遊ばない、1人遊びをしてくれない・・ / 【所長オススメの工夫】 大人と子供の”ニアネス”とは?

6.子供が注意力を発揮する! おもちゃ遊びの工夫。所長おすすめの”ある道具”とは?

7.音を楽しむ「リズム遊び」が数の理解に! 所長おすすめの楽器遊びで、子どもと大人は大合奏♫

 

 

保育園幼稚園を訪れると、

子どもたちが料理を作るまねごとをして遊んでいる姿をよく見かけます。

 

ままごと遊び」はとても人気のある遊びですね。

キッチンセットや流し台(もちろん本物ではありませんよ)を置いた「ままごと遊びコーナー」を作っている園も多く見かけます。

 

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おもしろいことに、1歳児さんもままごと遊びコーナーで遊んでいますし、年長さんも遊んでいます。

つまりままごと遊びは年齢に関係なく楽しい遊びなのです。

 

 

年長さんと、1歳児のおままごとは何が違うか

 

年長さんは「お母さん役」とか「子ども役」とか「お客さん役」とか、それぞれが役割をもって遊んでいます。数人の子どもたちがお互いにかかわりを持ちながら役割をこなします。

 

1歳児さんはどうでしょう。「ままごと遊びコーナー」には何人もの子どもたちが集まっていますが、「お互いにかかわりを持ちながら」「役割をこなす」という姿ではありません。

 

年長児さんのままごと遊びは、考える力、他者理解したり自分を律したりする力、想像し作り出していく力、会話をする言葉の力などを使って楽しんでいます。

 

一方、1歳児さんは、面ファスナーでつながっている野菜を切ったり、鍋の中で具材をかき回したり、買い物袋にいろんなものを詰め込んで持ち歩いたりといった、いろいろな「動作」を楽しむ遊び方が主です。

 

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「ままごと遊び」は、”動作を楽しむ遊び”からはじまる

 

このように「ままごと遊び」でも最初は動作を楽しむ遊びから始まります。

面ファスナー(マジックテープで知られる)でつながった野菜は「切る」動作と「鍋に入れる」「かきまぜる動作などが楽しめます。

 

食器やなべなどの調理器具(道具)は子どもが扱いやすい大きさが良いでしょう。具材にはおはじきやビーズなども利用できます(※誤飲に注意してください)。

 

2歳くらいになるとエプロンやコックさんがかぶる帽子など「服装」も用意してあげると、ワクワク感がいっそう高まります。
やがて役割をもったままごと遊びに移行していきます。

 

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他者と関わりながら想像力を使い遊ぶ様子をとらえて、ピラミーデ(ピラミッドメソッド)(注)ではごっこ遊びのことを「もっとも完成した遊び」と評しています。

 

私たちおとなも、子ども役になってみたり友達役になってみたりして、子どもさんとの「新しい関係」を楽しんでみませんか?

 

(注)オランダで作られた幼児教育法。1994年にオランダ政府が全国の幼児教育保育施設に推奨した。日本では2005年から基礎講座を開催中。詳しくは次をご覧ください。http://www.play-dev.jp/pyramid/

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こちらの「ままごと」の記事もどうぞ♪
ママから見たおままごとインタビュー → おままごとは永遠の憧れ?!
ごっこ遊びの色々なおもちゃ♪  → キッチンだけじゃない!子供の能力を豊かにするおままごと

 

宮野 亮(みやの あきら)

一般社団法人 子どもと育ち総合研究所 代表理事 所長

”1960年福岡県生まれ。北九州市立大学文学部(中退)の後、大阪府立大学総合科学部人間関係コース(心理学・社会学専攻)卒業。高校時代より野外活動リーダーをつとめ、辻井正の主宰する「おもちゃライブラリー」において障がい児療育活動とおもちゃによる保育活動をはじめる。2004年オランダCitoにてピラミッドメソッド国際普及会議に参加。2011年、子どもと育ち総合研究所所長に就任。神戸こども総合専門学院非常勤講師。”

【子どもと育ち総合研究所の情報】
web: http://www.play-dev.jp
facebook : https://www.facebook.com/kodomotosodachi